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いつ設置したかなどご
江戸川下流で唯一残る渡船「矢切の渡し」の３代目船頭だった杉浦正雄（すぎうら・まさお）さんが１９日午前９時４５分、老衰のため亡くなった。８５歳だった。
４８年に父親の後を継ぎ、５年ほど前に引退するまで櫓（ろ）を持ち続けた。４００年の歴史を誇るとされる矢切の渡しは、両岸に田畑を持つ農民の渡し船が起源。植木職人をしながら「ご先祖さまの仕事だから」と伝統を守ってきた。
６９年公開の映画「男はつらいよ」の第１作の冒頭、寅さんが矢切の渡しで故郷の葛飾柴又へ帰るシーンには、正雄さんがそのまま船頭役で出演した。細川たかしさんらが歌った歌謡曲「矢切の渡し」の大ヒットで、渡船の存在は全国的に広まった。現在は息子の勉さん（５２）が４代目として継いでいる。（園田二郎） PR 
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