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× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 生き残った赤穂義士を哀愁を交えて描いた舞台「最後の忠臣蔵」(金子成人脚本、宮田慶子演出)が2日、東京の明治座で始まった。主演は中村梅雀。劇団「前進座」を退団後、舞台に、テレビに、音楽に、と八面六臂(ろっぴ)の活躍だ。「開放感に満ちていて、役の幅も広がっている」と話す。
「最後の忠臣蔵」の原作は池宮彰一郎の同名小説。梅雀演じる主人公は実在の寺坂吉右衛門だ。吉右衛門は討ち入り半ばに「生き残って同志の遺族の面倒を見ろ」と大石内蔵助に命じられ、吉良邸を離れる。遺族を慰問する日々。しかし、つらく孤独な人生になっていく。
「討ち入りの裏側にはこういう忠義もあったのだと気づかされた」
梅雀は軽妙な役が得意だが、今回は事情がやや違う。
「哀愁のある辛抱役。にぎやかな足軽だったのに、そうでなくなるメリハリのある演技が大事では。過酷な使命にくじけそうな心をどう表すか。パワーが要りそう」
最初と最後の場面は雪が降る設定。「最初は討ち入りの厳しい雪、最後は心を洗う雪。悲惨な芝居で、現実のやるせなさや不条理感を少しでもやわらげてみたい」
「愛すること、信じること。これらは報われなくてはならない」。そう付け加えたのは、「前進座では、報われなかった思いが強いから」という。
梅雀は歌舞伎の名優中村翫右衛門を祖父に、中村梅之助を父に持つ。1965年、9歳で初舞台を踏み、市井の人々を描く「世話物」に優れた演技を見せてきた。前進座の看板役者として期待されていたが、「劇団にしばられたくない」と一昨年10月に退団した。
「やめてよかった。父も了承している。評価がすべて自分にかかってくるのもすっきりする」
昨年は東京・六本木でベースを手にフュージョンのコンサートを開き、インストゥルメンタル12曲を収録したCD「ブライト・フォーチュン」も発表。今月には出演した映画「釣りバカ日誌20 ファイナル」が封切られ、来年1月からは人情味あふれる検事を演じたドラマ「赤かぶ検事」がTBS系で放送される。
「晴れ晴れとした気分で自分の好きなことに向かえるようになった。何と言っても、いろいろな舞台に出られるのが一番うれしい」
「最後の忠臣蔵」は12月24日まで。出演はほかに西郷輝彦、田村亮、青山良彦、長谷川稀世ら。1万2千円、5千円。電話03・3660・3900(明治座)。(米原範彦)
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