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テニスの森上亜希子（２９）が１２日、大阪市内で記者会見し、１１月の全日本選手権を最後に現役を引退すると発表した。痛めていた左ひざの状態が改善せず、「頑張ろうと思っても、ひざがついてきてくれなかった」と理由を話した。
昨年７月に左ひざの手術を受け、今年４月に復帰。「（６月の）ウィンブルドンではまだ戦えるという自信を得たが、その後の練習でひざに腫れや痛みが出て次の大会をキャンセルしたとき、この状況で続けるのは厳しいと感じた」。９～１０月の東レ・パンパシフィックオープンの試合後、改めてひざの痛みを感じて決意したという。
大阪市出身の森上は９８年にプロとなり、０２年から日本代表で活躍。０４年アテネ五輪に出場し、０７年にはプラハの大会でツアー初優勝を遂げた。シングルスの最高ランクは世界４１位。ともに活躍した杉山愛さんの最後の試合となった東レの決勝は観客席から見守った。「私も杉山さんのように最高の形で現役を終えたい。（未制覇の）全日本選手権は絶対優勝という強い気持ちで臨みたい」と話した。 PR 
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