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いつ設置したかなどご
【サヌア＝田井中雅人】イエメンで日本人技師が地元部族民らに拉致・拘束された事件で、ＡＦＰ通信は２１日、部族関係者の話として、技師の身柄が国際テロ組織アルカイダ系武装組織の手に渡ったと報じた。イエメン当局者や在イエメン日本大使館は否定しており、真偽は不明だ。
事件発生から２２日で１週間になるが、現地ではさまざまな情報が飛び交っており、日本大使館などは、地元当局者らによる交渉の推移を慎重に見守っている。
技師（６３）は、サヌア北東約６０キロのアルハブで国際協力機構（ＪＩＣＡ）が手がける学校建設を監督。１５日午後、車でイエメン人男性運転手と付近を通りかかったところ、銃で武装して待ち伏せしていた地元部族民らに連れ去られたとみられる。
ＡＦＰ通信は部族関係者の話として、２０日夜、アルカイダ系武装勢力が技師の身柄を奪い、首都東方マアリブに連れ去ったと伝えた。イエメン当局などは、そういった事実はない、としている。
技師を１５日に拉致した犯行グループが所属する部族のアルハナク部族長は朝日新聞の取材に対し、裁判なしで４年にわたり収監されている部族仲間の男性の釈放を求めるため、イエメン政府当局との取引材料として、外国人を狙い拉致した計画的犯行だったと認めていた。
治安組織の関係者らによると、犯行グループが技師との交換で釈放を要求した男性（２２）はイラクで反米武装闘争に参加し、米軍に拘束された。シリアなどを経由して４年前にイエメンに帰郷した際、アルカイダとの接点があるとして政府当局が拘束し、政治犯収容所に収監されているという。
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