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 「でも、戦争ごっこはまずしない。見てきた映画を人形で再現するんだ。予告編で見たいと思った映画の中身を勝手にでっちあげることもよくやった」
 リトルQと呼ばれた映画小僧は、本物の俳優を前に同じことをやっている。「ジャッキーブラウン」は黒人映画、「キルビル」はカンフー、「グラインドハウス」はB級アクション。どの作品も、かつて熱中した映画への愛がこもっている。
 新作の「イングロリアスバスターズ」では、戦争映画とマカロニウエスタンを合体させた。アパッチ族の血を引く米軍中尉がユダヤ系兵士の一団を率いて、ナチス征伐に繰り出す。
 「最近の戦争映画は、被害者の傷を描いた重いものばかりだが、昔は違った。戦争映画は冒険活劇だった。『特攻大作戦』や『荒鷲の要塞』みたいなやつを久々に見たくなったんだ」
 「見たい映画を作りたい」が発想の原点。「ユダヤ人もアパッチ族も同胞の復讐(ふくしゅう)を誓うレジスタンス」と、異なるジャンルも自在に融合させる。好きな要素を盛り込みすぎて、収拾がつかなくなることも。構想10年の本作も、一時はテレビのミニシリーズ級の長さになった。
 「どう切るか悩んでいたとき、ナチスのプロパガンダ映画に出演する戦争英雄という人物を思いつき、活路が開けた」
 映画のプレミア上映での決戦に向けて、〈米兵部隊VS.ナチス〉〈ホロコーストを逃れた女映画館主VS.ナチス〉の攻防が展開する。米軍を支援する英軍将校は映画評論家、スパイは美人女優。フィルムが意外な破壊力を発揮する終幕まで映画づくしの話になったのは、ナチスを逃れハリウッドに渡った名匠たちをたたえる思いがあるからだ。
 音楽も、過去の映画のサウンドトラックで構成した。冒頭に流れる「アラモ」の主題歌は、新宿のレコード店で買い込んだドーナツ盤に入っていた曲だ。
 「実は『アラモ』は見てないんだけど、この曲はカンフー映画でおなじみだった。パリのビストロで流れる『荒野の1ドル銀貨』も東京で買ったアルバムが気に入って選んだんだ」
 脚本は、自宅で様々なサントラを聴いてから執筆する。古今東西の映画の記憶が、映画小僧の創造の源泉になっている。(文深津純子 写真鈴木好之)
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映画専門誌「キネマ旬報」が20日、映画史上のベストテンを発表した。日本映画の1位は小津安二郎監督の「東京物語」、外国映画の1位にはフランシスフォードコッポラ監督の「ゴッドファーザー」が選ばれた。同誌創刊90年を記念し、100人を超える評論家や文化人による投票を集計したもの。
 2位以下は次の通り。【日本映画】(2)七人の侍(3)浮雲(4)幕末太陽伝(5)仁義なき戦い(6)二十四の瞳(7)羅生門(7)丹下左膳余話 百万両の壺(7)太陽を盗んだ男(10)家族ゲーム(10)野良犬(10)台風クラブ【外国映画】(2)タクシードライバー(2)ウエストサイド物語(4)第三の男(5)勝手にしやがれ(5)ワイルドバンチ(7)2001年宇宙の旅(8)ローマの休日(8)ブレードランナー(10)駅馬車(10)天井桟敷の人々(10)道(10)めまい(10)アラビアのロレンス(10)暗殺の森(10)地獄の黙示録(10)エルスール(10)グラントリノ

ムートンブーツで有名なブランドといえばまずアグUGGが思い浮かびます。
正式には
UGG AUSTRALLIA(アグ オーストラリア)というブランドです。
創立は1978年で、オーストラリアのサーファーが、海から上がったときに足を暖かく包むような靴が欲しいと考えたのをきっかけにムートンブーツは作られました。実はサーファーブランドなんです。たちまち寒い時期にサーフィンを楽しむサーファーの間でムートンブーツは人気のグッズとなりました。


秋から冬、そして春先にまでかけて履きこなすがは可能なUGGのブートンブーツ。オシャレさんには必ず1足は持っていたいマストなアイテムだよね。UGGのサイトも案内しているのでお気に入りの1足を探してみよう。


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